塩野七生 ローマ学 第7章~第8章

1世紀に渡る混迷の果てついにローマは不世出(フセイシュツ)の天才を生み出す。
 その名はユリウス・カエサル
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カエサルは終身独裁官に就任=彼が生きている間はローマの共和制が停止されることを意味する。カエサルが行おうとした「新生ローマ」への改革は共和制体制は切り捨てるが、「敗者をも同化する」という精神までは捨てなかった。
カエサルが行った8年に渡るガリア戦役は何だったのか?という反論が出ますが、拡大路線の継承ではなくてローマの防衛ラインを確立する為の戦争だったのです。
カエサルがヨーロッパを作った
現在の西ヨーロッパの都市の多くは、カエサル以後のローマ帝国時代に造られた
現代ヨーロッパの基礎を造ったのは、カエサルであった。
カエサル死す
カエサルの寛容はあまりにも徹底していた。自分の護衛隊を解散してしまい、ローマ市内を平気であるいていたのです。
「カエサルは王位を狙っている」という疑いから彼はブルータス以下14名の元老院議員によって議場に倒れるのです。
第8章 「パスクロマーナへの道」
ローマの使命
BC44年3月15日、ブルータス達がカエサルを暗殺したのは権力者になったカエサルに対するひがみや嫉妬からではなかった。共和制はローマの栄光の源泉であると考える彼らにとって、終身独裁官カエサルが行おうとしている改革とはローマを別の国にしようとしているのではないか?と恐れたのです
キケロでさえもカエサルがやろうとしている事が理解出来なかったのです。
しかしこのカエサルの真意を理解していた男が一人だけいた。
それがオクタヴィアヌス。後の初代ローマ皇帝アウグストゥスだったのです
遺言状の中でカエサルは自分の後継者として、わずか18歳の甥のガイウス」・オクタビアヌスを指名した
オクタヴィアヌスには政治的感覚に関して言えば、カエサルに匹敵するほどの才能の持ち主であった
改革の抵抗勢力である元老院を完璧に欺きながら、帝政を実現させていく
なにしろこの人物は元老院議員達を満足させつつ帝政を打ち立てるという離れ業を成し遂げた
「アウグストゥス」の深慮遠謀
by maryroserose | 2016-03-25 14:30 | 読書

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