第4章 無血十字軍(Ⅰ) 

難題の顕著化
ローマ法王との約束で十字軍遠征が1227年聖母昇天祭の日と決まって数か月もしない秋、フリードリッヒは翌年の復活祭にクレモナでディエタ(神聖ローマ皇帝が召集する会議)を開く事を公表した。
要するにフリードリッヒは自分が率いて行く十字軍に自領内のすべての人を引き込むつもりでいたが、
、クレモナでの会議招集は失敗に終わる。
十字軍遠征に連れて行く軍勢のうちの陸上軍の編成は、チュ―トン騎士団の団長ヘルマンに託し
海軍は船乗りとしては超1級のジェノバ人の血を引くエンリコに一任する
カイロのスルタンから派遣された使節団がフォッジオに到着する
使節団の主席はファラディンとなのる若い太守(封建領主に匹敵する)でカイロのスルタンの信頼厚い側近である)
スルタン・アル・カミール
こうして十字軍史上はじめてのイスラム世界の俗界の第一人者とキリスト教世界の俗界の第一人者の外交交渉が始まるのである。
講和の成立
講和の内容は
1、イスラム側はイエルサレムを、キリスト教側に譲渡するただし東側の3分の1にあたる地域はイスラム教徒のものとして残し「イスラム地区」とする
2、イエルサレムは「イスラム地区」を除いた全市はキリスト教側に譲渡されるが、イエルサレムの周辺一帯はイスラム側の領土として残る。
3、
4、巡礼と通商を目的とする人々の往来は双方共が自由と安全を保障する
5、双方共が保管している捕虜たちの全員を交換しあう
6、この講和の有効期間は1239年までの10年間とするその後も同意すれば更新される可能性は残される
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by maryroserose | 2016-02-17 12:24 | 読書

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