夏川草介:神様のカルテ

この本に出会い、久し振りに一気に読みました!
次にしみじみと文章を味わって、読むごとに著者夏川草介と小説の主人公栗原一止が
重なって深い暖かい感動に包まれました。
珠玉の語彙が散りばめられて、人生とは?とか至る所に書かれている哲学的な表現も素晴らしく、
何度も読み返したいと思いました。頭に残るほど何度も読みたいと思いますが、
私のこの頭では到底無理です002.gif
”神様のカルテ” 
この題名の由来は~ (引用します・・・)
「人ってのは、生きる時は生きる。死ぬときは死ぬ。・・・・・・・・人それぞれのために神様が書いたカルテってのが、もともとあるんだよ。それを書き換えることは、人間には出来ないんだ」
僕たち医者はその神様のカルテをなぞっているだけの存在なんだ」
この文章が深く心に浸透しました~

★小説の所々に出てくる季節の花の表現が又素晴らしく夏川宗介さんの感受性と表現力に益々引き込まれました。
槐(えんじゅ)
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夏百花が艶やかに着飾る中で舞台袖をさりげなく染める花が槐である。木へんに鬼と書くからよほど禍々しい姿かと云えば全くそうでない・・・・・・胡蝶が葉むらのひとところに集まって会合でも開いている様な微笑ましい風情がある。
 他にも夾竹桃・キキョウなどが登場します

★次にこの小説の舞台が信州松本で、日本アルプスの山々が登場します。信州の名峰の描写がまたまた素晴らしく、私はあまり登山経験がないので、残念ながらこの文章の半分も理解出来てないと思いますが、・・・・・・・
15年程前から夏の間蓼科に滞在するようになり信州は第2の故郷の様な気がします。

今までの読書は単にストーリーを追っていたに過ぎないのですが、
この小説では文章を味わいたいとしみじみ感じました。
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by maryroserose | 2016-01-18 10:38 | 読書

日々の暮らしぶりを書き留めます


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